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世界一の銀山に置かれた造幣所 2


1620年代に入ると、スペイン王や上ペルーとメキシコに献上するため、
特別仕様の贈呈用貨幣――「ロイヤル」を製造し始めました。
これは凹凸のあるままに刻印をプレスしてきたのと全く別に、より平坦にした貨幣平金へ念入りに刻印されました。。
 こうして出来上がった「ロイヤル」は、これまでの通常のコボが部分的にしか刻印されなかったのに較べ、
全体のデザインがはっきり認められています。
造幣所を意味するPOTOSIの文字も、右側にはっきり認められました。

ボリバルのポトシ入城を記念した1825年の銀メダル・ポトシ造幣所が製造したコインやメダルで最も出来栄えの良い傑作
上・ボリバルのポトシ入城を記念した1825年の銀メダル
下・ポトシ造幣所が製造したコインやメダルで最も出来栄えの良い傑作
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世界一の銀山に置かれた造幣所 1

 1565年のこと、1人のスペイン人宣教師が布教活動中、上ペルーのポトシで銀の鉱脈を発見しました。
「ポトシの丘」(セロ・デ・ポトシ)と呼ばれた山全体が、銀の鉱脈で形成されていたのです。
 やがて1590年代に入ってこの地に造幣所(カサ・デ・モネーダ)が設けられ、92年から貨幣製造が
開始された。当初は年号が入らなかったが、やがて1616年から年号が加えられる。
そして大量に産出される銀で、27グラムの量目を有する8レアル銀貨を中心に、製造されていきました。
 製造工程は27グラムの銀の板(貨幣平金 ヒラガネ)を切銀状に切り分け、そこに簡単な紋章や文字を刻印されました。。
それをスペイン語で「コボ」と呼ばれ、この粗雑極まりないコインは、そのままスペイン本国に送られたり、
中南米の植民地で使用されてゆきます。


ボリビア 8レアル銀貨{レオンとカスティーリヤの組み合わせ紋章}・右側のTOはPOTOSIの中央部分

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プロフィール

Ms CoinExpert

Author:Ms CoinExpert
Ms CoinExpert 吉岡 美栄
外国貨幣研究家、元ジェミニ代表の平木啓一氏の下6年間、アンティーク貨幣売買に携わり、
2013年11月にCoinExpert.LLCを設立。
Managing Directorとして日々奮闘中。

 

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