FC2ブログ

Ms CoinExpert のコインニュース

アンティークコインの知識や、最新情報を発信します。
TOP ≫ ARCHIVE ≫ 2015年10月
ARCHIVE ≫ 2015年10月
      

≪ 前月 |  2015年10月  | 翌月 ≫

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | Comments (-) | Trackbacks (-)

コインによって評価ポイントに違いが

現存数の多くが未使用かそれに近い記念コインと、大半が流通し摩耗してしまった通常タイプのコインでは、
グレードに対する評価も違ってきます。
後者は未使用品など100に一つもなく、アヴェレージのグレードは普通品が関の山でしょう。
 勿論未使用品や極美品の存在が皆無ではありませんが、その比率が極めて少ないのです。
同じような時代の似た発行数のコインで比較すれば一目瞭然です。

 一例を挙げるとフランス占領下のナポリ・シチリアの大型銀貨でしょう。
フランス軍は1806年にこの地を占領すると、ナポレオン1世はナポリ王国を建国、自分の兄のジョゼフを国王に封じます。
ところが自負心の強い兄はもっと大きな王国を望み、スペイン王に転じてゆきます。
 後継として王位に就いたのは、ドイツ・ベルク大公のジョアヒム・ミュラでした。

 ナポリにはジョゼフに1種、ジョアヒム・ミュラに2種、それぞれ大型銀貨が見られましたが、
普通品かそれ以下のグレードのものが圧倒的に多いのです。
 だからフランスが支配したナポリのコイン――とりわけ大型銀貨など高額面貨幣は、
極美品以上に出会ったら買いという判断をすべきでしょう。
カタログ評価では美品 VERY FINEとの差が2倍ですが、市場価格だと4倍以上の差と考えて間違いありません。
 前述の3種の中でも、貨幣制度改革後の5リレ銀貨は、
ジョアヒム・ミュラの肖像の頭髪、紋章の楯の部分の摩耗が著しいものばかりです。
  ある大型銀貨コレクションで有名な方のコレクションでも、この5リレ銀貨はVERYFINE+でした。


ナポリ 5リレ銀貨 1813年 ナポリ 5リレ銀貨 1813年 2

ナポリ 5リレ銀貨 1813年 
肖像の頭髪、紋章、フィールド部分の状態といったチェックポイントで素晴らしい逸品と言ってよいでしょう。






ECサイト




人気ブログランキングへ
スポンサーサイト
お気に入りに追加する
プロフィール

Ms CoinExpert

Author:Ms CoinExpert
Ms CoinExpert 吉岡 美栄
外国貨幣研究家、元ジェミニ代表の平木啓一氏の下6年間、アンティーク貨幣売買に携わり、
2013年11月にCoinExpert.LLCを設立。
Managing Directorとして日々奮闘中。

 

最新トラックバック
新着+関連記事
過去の記事
┗今日はクリスマスイブ銀座の街はイルミネーションが煌めき沢山の買い物やお食事に来た人々で賑わっています。そして明後日にはガラッとお正月飾りに変わります。いつも一夜
┗日本のコイン業界は12月1月がコインショーやオークションなど催しが多く、一番盛り上がる季節ではないかと思います。今回は【ドルより珍しい1/2ドル銀貨】についてお話いた
┗今日から12月。世間も忘年会やクリスマスパーティー、年末の行事で忙しい時期。コイン業界も盛り上がります。今回は 【魅力ある銅貨や青銅貨 後編】についてお話しします
┗朝晩は涼しく過ごしやすくなってきました。生鮮食品売り場にはブドウやナシなど、秋の食材が並び、目黒のさんま祭りがおこなわれると、いよいよ秋を感じます。今回は【魅力
┗ イギリスにとっての新天地は、カナダを筆頭として、オーストラリアやニュージーランドなどがある。そうした地域は政府発行の貨幣が登場するまで、TOKEN--代用貨幣が広く
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。